私は文学部史学科を卒業している。
そして、文学部で学んだことが今役立っていると感じているし、文学部卒であることを心から誇りに思っている。人文科学が軽んじられる今日この頃、軽い気持ちかつ俗な視点で文学部をおすすめする。巡り巡って進路に悩む高校生に読んでもらえたら嬉しい。なお、これは私が在学していた10年ほど前の話なので、その点は割り引いて欲しい。
楽しい
文学部の射程範囲となる学問領域はliteratureの文学に限らず、人文科学全般となるためかなり広い。(社会科学系の学部が経済や法、経営と言ったふうに細分化していることとは対照的である)したがって、乱暴な言い方をすれば、領域に関しては自分の好きなことを赴くままに学びやすい。必修科目も少ない傾向にある。
私がいた大学は学部選択必修科目群みたいなものが40単位(なお、四年制大学は124単位を取得すると卒業できる)くらい設定されており、基本的に所属学科で開講される講義を選ぶのだが、所属学科以外の講義も自由に選べた。私は史学科だったが、歴史学のほかかに文学,言語学、教育学,宗教学の講義をかなり取った記憶がある。
また、希望に応じて卒論を所属学科外のゼミに移籍して書くこともできた。私はヨーロッパ史ゼミにいたが、英語文献を読むことから逃げだしたいあまりに、何を血迷ったのか文学科の文芸批評系ゼミでゆゆ式をテーマにした卒論を書くことを真剣に検討していた時期がある。今思うと本当にそんなことしなくて良かったと思う。
静か
ステレオタイプのウェイ系大学生(死後?)の割合が他の文系学部に比べて低めなので静かに大学生活を過ごしたい人に向いていると思う。一度、他学部受講枠で社会科学系学部の講義を取ったことがあるが、あまりの喧騒とそれを教員が注意しない状況に驚き、勢い余って途中で講義を切ってしまった(2限だったので朝起きれなかったという理由もある)
完全に偏見だが、史学と哲学、日本文学、ドイツ文学はかなり静かで、英米文学、フランス文学はそこそこ賑やかである。
単位がとりやすい
講義の評価方法が出席とレポート提出のことが多いので、テスト一発とは違って単位を落とすということがあまりない。出席して、コピー用紙にインクを載せて提出すれば、とりあえず「可」は出る。ただ、どんなにレベルが低くてもレポート(2000〜4000字が多かった)を書くにはそれなりに時間がかかるので、向き不向きはあるかもしれない。
就職に不利ではない
文学部が就職に不利なのではなく、一部の文学部生は斜に構えて就活を始めるのが遅いので,結果的に就職率がちょっと悪い、が正確な表現だと思う。私も3年生の冬まで就活するつもりが全くなかった。今の早期化した就活スケジュールで当てはめるとかなり厳しい滑り出しである。
さらに、前述と関係するのだが文学部はレポートが多く、学生は長い文章を書くことに慣れているのでエントリーシートで落ちることがあまりない、と思う。私はそこそこESで落とされたが、周りでESで落ちた話をあまり聞いたことがない。
結論
結構書いたと思ったが全然文字数が少なった。次回は「史学科、思ってたんと違う編」「文学部へ入ろう、文学研究科(大学院)は入るな編」を書きたい。
最後に・・・学びたいことを学ぼう。学問に貴賎なし。
